アシナガバチの駆除に最適な時期と駆除方法をプロが解説します!
「アシナガバチの駆除方法を知りたい」
「駆除しやすい時期はあるのかな?」
アシナガバチは住宅地で被害がおきている危険な蜂です。少しでも安全に駆除したいですよね。
アシナガバチの駆除に最適な時期は春または冬です。なぜなら春や冬は蜂の活動が比較的落ち着いているからです。
とはいえ必ずしも駆除しやすいタイミングで巣を見つけられるとは限りません…。
そこでこの記事では、巣を発見した時期別のオススメの駆除方法をハチ駆除のプロがご紹介させていただきます。
アシナガバチの駆除に最適な時期は冬と春
アシナガバチの駆除に最適な時期は春もしくは冬です。なぜなら蜂の数が少なく、比較的安全に駆除できるからです。
蜂の数が少ない理由はアシナガバチのライフサイクルにあります。
夏(6月~9月)…働きバチが誕生し、急激に数が増えていく
秋(9月~10月)…新たな女王蜂が産まれ、冬眠の準備を始める
冬(11月~3月)…女王蜂は冬眠、女王蜂以外の蜂は全滅する
4月~…女王蜂が冬眠から覚め、巣作り開始
4月~5月は女王蜂が1匹で巣作りを開始したばかり。巣も小さいため比較的駆除しやすい時期です。
その後6月~10月を過ぎ11月になると、女王蜂以外は生き残れず巣はもぬけの殻になります。
アシナガバチの駆除方法を時期別に解説!
ここからはアシナガバチの駆除方法を3つの時期に分けてご紹介していきます。
・6月~10月の活発な時期
・11月~3月の冬眠期
安全な駆除のためにしっかりとご確認をお願いいたします!
4月~5月にアシナガバチの巣を駆除する方法
まず4月~5月の作り始めの巣を駆除する方法をご紹介します。
春は女王蜂が巣作りと子育てを行っている時期。女王蜂に刺されないよう、万全の準備をして作業を行います。
自分での駆除は女王蜂の反撃の危険もありあまりオススメはできませんが、「どうしても自分で駆除したい」という方は参考にされてみてくださいね。
準備するもの
4月~5月のアシナガバチの駆除に必要な道具は以下の通りです。
・厚手の軍手
・ハチ駆除用スプレー(予備含め2~3本)
・ほうき
・ちりとり
・棒または虫取り網
・懐中電灯(赤いセロハンを貼ったもの)
刺されてから「ちゃんと準備しておけばよかった…」と後悔しないためにも、万全の準備を行いましょう。
駆除方法
アシナガバチの巣を駆除する時は以下の手順で行います。
②巣に向かって10秒以上スプレーを吹きかける
③蜂が動かなくなったのを確認して、蜂の巣を棒で叩き落とす
④巣を回収し、2重にしたゴミ袋に入れしっかり縛る
⑤燃えるゴミとして処分する
駆除後のアシナガバチには素手で触らないようにされてください。間違って毒針に触れてしまう恐れがあります。
夜間駆除の具体的な方法や注意点に関しては以下の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
>>蜂の巣駆除の時間帯はなぜ夜間がオススメなの?夜間駆除の注意点も紹介!
駆除後の注意点
駆除後のアシナガバチの巣は早めに処分しましょう。
5月以降、アシナガバチの巣穴をよく見ると白いマユのようなものがかかっている場合があります。これはサナギになったアシナガバチがいる部屋。
そのまま放置していると2~3日で蜂が孵化してしまうことがあるんです。
蜂の巣を駆除した後はゴミ袋に入れて縛り、燃えるゴミとして早めに処分をお願いします。
6月~10月は活動が活発な時期!自力駆除は危険です
6月~10月は自力での駆除を控え、蜂の巣駆除のプロに相談をオススメします。
6月以降どんどん蜂の数が増え、最大で100匹住むほどの巣に成長してしまいます。巣を駆除しようと近づくと集団で襲われてしまうことも…。
実際駆除しようと巣に近付いて一度に3か所刺されてしまったいう方もいらっしゃいます。
冬まで放置がNGな理由
「冬になったらアシナガバチはいなくなるんだし、放置してもいいかな?」
もしかしたらこのように悩むかもしれませんが、冬まで放置はオススメできません。
なぜなら夏から秋にかけては最も被害が多い危険な時期だからです。
実際に庭で遊んでいた子供や、草刈り中の人が誤って巣を刺激して刺される被害が起きています。
刺されてしまう前に、巣を見つけたらすぐに駆除をご検討いただければと思います。
冬のアシナガバチの巣は空っぽ?安全な駆除方法
最後に11月~3月の冬眠期のアシナガバチの巣の駆除方法をご紹介します。
普段通らない家の裏側などに巣を作られていた場合、巣の存在に気付かないまま冬を迎えることがあります。
女王蜂が冬眠し巣が空になった状態の巣を見つけたら、冬のうちに駆除してしまいましょう。
翌年以降蜂を引き寄せないためにも、冬のうちに駆除をオススメします。
駆除方法
基本的には春と同じです。防護服と軍手を身に着け、風上から巣に向かって駆除スプレーを吹きかけます。
その後棒などで巣を落とし、ゴミ袋に入れて燃えるゴミとして処分しましょう。
なお冬にアシナガバチの巣を発見した場合は、敷地のどこかに冬眠したアシナガバチが隠れている可能性があります。
春以降巣作りされないよう、春になったら余った駆除スプレーを散布すると安心です。巣作り予防については以下の記事をご覧ください。
>>蜂の巣駆除後の予防に効果的!蜂の巣を予防する方法オススメ5選!
冬のアシナガバチに刺されるケースも!
稀ではありますが、冬にもアシナガバチの被害がおきています。たとえば以下のようなケースです。
・屋根裏で冬眠していたアシナガバチが暖房で目覚め、住民が刺された
冬だから安心と思っていると、「冬なのに蜂に刺された…!」と後悔することになりかねません。
もしアシナガバチの巣を発見した場合は周囲にアシナガバチが隠れている恐れもありますので、十分ご注意ください。
アシナガバチに刺されるとアナフィラキシーショックの危険も?
ここまでお伝えしてきましたとおり、どの時期でもアシナガバチに刺される危険があります。
アシナガバチに刺されると赤く腫れあがり、ひどい痛みを引き起こします。症状がひどい時には吐き気や息苦しさを感じることも。
さらに2回目以降に刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
身の回りの被害で多い場所は以下の通りです。
・庭の草むら
・玄関の周囲の巣
・ベランダの室外機
駆除が難しい時はプロに相談しよう
自分での駆除が難しいと感じる時は、6月~10月以外でも蜂の巣駆除業者に相談をオススメします。例えば以下のようなケースです。
・複数の蜂が飛んでいる
2階の屋根下のような高所や室外機の中など巣が見えない場所にある場合、自分で駆除するのは難しいです。
また6月~10月以外でも、複数のアシナガバチが飛んでいる時も無理は禁物です。
【まとめ】アシナガバチの巣は見つけた時に駆除しよう
アシナガバチの駆除がしやすい時期は春、もしくは冬の蜂の活動が活発化していない時期です。
とはいえ多くの場合、アシナガバチに気付くのは6月以降大量の蜂が飛ぶようになってから。
6月以降は意図せず巣に近付いて刺されてしまうトラブルが起きることがあり大変危険です。
茨城県にある弊社蜂のトラブル救助隊では、年中無休で蜂のトラブルに関する相談を承っております。
危険な時期はもちろん冬や春の駆除も承っておりますので、茨城県にお住まいで「自分での駆除が心配…」という方はお気軽にご相談ください。
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