蜂の巣の駆除方法は場所によって違う!ベランダや屋根裏の駆除方法を解説します
「ベランダにできた蜂の巣を早く駆除したい」
「屋根裏にできた蜂の巣の駆除方法を知りたい」
蜂の巣を見つけて駆除したいと思っても、自分で駆除を行うのは不安になるのではないでしょうか。
ハチは種類によって巣を作る場所が違うため、ベランダにできた場合や屋根裏にできた場合によって駆除する方法を変える必要があります。
この記事ではなぜ蜂の巣の駆除方法が違うのか、場所によってどのように駆除すれば良いのかをご紹介していきます。
蜂の巣の駆除方法が場所によって違う理由とは?
蜂の巣駆除の方法が場所によって違うのは、ハチは種類によって蜂の巣を作る場所が違うことが、理由の一つです。
ハチの種類によって駆除のポイントが変わるため、駆除方法が場所によって違います。
場所毎に多いハチの種類をご紹介しますので、参考にしてください。
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駆除する前に注意点をチェック!
蜂の巣を駆除するには様々な危険が伴い、以下の6つの注意点があります。
- 駆除は夜に行う
- ライトの光は赤色に
- 殺虫スプレーはピレスロイド系
- 防護服は白いものを
- 匂いには注意
- 死んだ蜂には触らない
駆除は夜に行う
蜂の巣駆除は、日没後2〜3時間たった夜に行うのがおすすめです。
昼間は外で活動しているハチは夜になると巣に戻ってくるので、夜に蜂の巣駆除作業することをおすすめします。昼間に巣を駆除しても夜になると外に出ていたハチが戻ってきて、また巣を作ってしまうこともあるため対策が必要です。
ただし、夜になると見張りのハチが昼の数十倍にもなるキイロスズメバチには注意しましょう!
ライトの光は赤色に
夜ハチを駆除するには懐中電灯が必要ですが、ハチに近づく時は赤色灯を使用してください。ハチの識別しにくい赤いライトにすることで、危険を減らしましょう!懐中電灯を使用する場合は、赤いセロファンを貼り付けると効果的です。
殺虫スプレーは合成ピレスロイド系
ハチ駆除に使用するスプレーはやはりハチ駆除専用のスプレーがおすすめですが、用意が難しい場合は合成ピレスロイド系の殺虫剤を使用しましょう。
蜂の巣駆除におすすめの商品は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
【プロが選ぶ】蜂の巣駆除に効果抜群!強力殺虫スプレー4選
防護服の中は白いものを
ハチは黒い色に反応し攻撃性が高まるため、防護服の中はできるだけ白を中心にした服装を選びスキマなく全身を覆い、しっかり準備してから作業しましょう。
匂いには注意
ハチはちょっとした匂いにも敏感なので、作業する時にはヘアスプレーや香水など匂いのするものはつけずに作業を行いましょう。洋服の洗濯洗剤や甘い香りの柔軟剤などにも反応するので、注意が必要です。
死んだ蜂には触らない
ハチが死んでも、絶対にすぐに手では触らないでください!
殺虫剤で周囲に落ちた蜂が死んでいる場合でも、1日くらいは筋肉の収縮運動で毒針に刺される恐れがあります。素手では触らず軍手をして、ちりとり・ほうきやトングなどを使用しましょう。
蜂の巣の場所毎の駆除方法をご紹介!
ハチが巣を作る場所は、雨や風の影響が少なく日光が直接あたらないような場所という法則があります。蜂の巣を見つけたらすぐに駆除したくなりますが、まずはゆっくりと後ろに下がりましょう。3メートル程度は離れて、巣の形や大きさを確認してから作業することがとても重要なポイントです。
蜂の巣駆除作業する時は『ハチ駆除専用燻煙剤』と『ハチ駆除専用スプレー(600㎖以上)』を用意します。ハチ駆除専用スプレーは予備も含めて2本あると安心です。
一軒家で巣が作られやすい場所は、主に以下の4ヵ所です。
ベランダ
屋根裏
庭・軒下
地中
それぞれ場所毎の駆除方法を解説しますので、参考にしてください。
ベランダにできた場合
ベランダなどの高いところに蜂の巣を作るハチは、そのままにしておくと洗濯物を干すことができないなど不便になるだけでなく、家の中にハチが侵入して襲ってくる可能性があるので、早めに駆除することが大切です。
【駆除方法】
①燻煙剤の煙を巣の中に入れる。
②点火して煙が出たら一気に巣の出入り口付近に近付ける。
※この時、煙を吸い込まないように注意しましょう!
③燻煙剤の煙を巣の表面から30センチほど離してかける。
④周辺にいるハチにも殺虫剤をかける。
【注意点】
アシナガバチは比較的安全に巣の駆除を行えるかもしれませんが、スズメバチの場合は大きな危険を伴いますので、スズメバチの巣については専門の業者に依頼した方が安心です。
屋根裏にできた場合
屋根裏など広めの閉鎖空間にハチの巣を作るミツバチやキイロスズメバチなどの中でも、特にミツバチの場合はハチミツによる被害があっという間に拡大するため放置せず早めに対処しましょう。
【駆除方法】
①巣にたっぷり殺虫剤スプレーをかける。
②ハチが一匹残らずいなくなるまでスプレーをかける。
【注意点】
殺虫剤が充満しやすい密閉した場所では、煙を吸い込まないようにご注意ください。
巣の付いている場所が多い場合は撤去が難しくなるので、できるだけ専門の業者に依頼することをオススメします。
庭・軒下にできた場合
地上から3メートルほどの高さまでの庭木の枝や軒下にキイロスズメバチなどが蜂の巣を作った場合、殺虫剤をスプレーして駆除します。
【駆除方法】
①懐中電灯や周りの部屋の明かりを消し、巣に殺虫剤をかける。
②周辺のハチがいなくなったら、巣の中に向けて殺虫剤をかける。
③〈庭の場合〉巣の周辺の木や葉の裏などにいるハチにも殺虫剤をかける。
〈軒下の場合〉巣の周辺の板や柱などにいるハチにも殺虫剤をかける。
【注意点】
懐中電灯や部屋の明かりを消し、赤いライトを使用して作業してください。
地中にできた場合
土の中に巣を作るオオスズメバチの巣は最大で直径80センチほどになることもあり、ハチの中でも特に危険です。足元はもちろん周囲に十分注意して駆除する必要があります。
【駆除方法】
①燻煙剤に点火し出入り口から巣穴に突っ込む。
②そのまま一晩放置する。
③翌日、巣の入り口に土や砂を詰め込む。
【注意点】
ちょっとした振動でたくさんのハチが飛び出してくるので、十分注意が必要です。
駆除の翌日、外で過ごしていたハチが巣のあった場所に戻ってきた場合、周辺に残っている殺虫剤に触れることで1〜2日後には死にます。オオスズメバチの巣はできるだけ専門の駆除業者に依頼しましょう。
サイズが大きければ業者へ依頼しよう
直径15cmを超えるサイズの大きい蜂の巣を見つけた場合は、専門の駆除業者に依頼しましょう!
蜂の巣駆除を個人で行う場合は、蜂の巣の大きさは直径15cmまでが安全とされています。これは千円札の横幅と同じ長さです。
直径15cmを超える大きいサイズの場合、蜂の数が急激的に増えて巣の中にいるハチが非常に攻撃的になっています。
特にスズメバチの巣はあっという間に大きくなってしまうため、できるだけ早く駆除してもらえる業者を探しましょう!
まとめ
蜂の巣駆除の方法は場所やハチの種類によって違いがあるため、自分で駆除を検討される場合は場所毎に注意して駆除を行いましょう。
どの場所でも『ハチ駆除専用スプレー(600㎖以上)』を2本用意し、
ベランダ・屋根裏・地中の場合は『ハチ駆除専用燻煙剤』も用意して、
見つけた場所に合わせた駆除方法を行ってください。
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